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【物件価格ならどっち?】札幌のマンションVS一戸建て(一軒家)比較
マイホームの購入を検討する際、まず気になるのは「物件価格」です。ここでは、札幌のマンションと一戸建ての価格相場をご紹介します。
札幌のマンション価格相場比較
札幌のマンションの価格は、広さや設備、駅からの距離など、様々な条件によって異なりますが、おおよその相場は表1の通りです。
札幌の新築マンションと中古マンションとでは、表1のように最安値(相場)に大きく価格差があります。そのため、新築であることにこだわりがなく、できるだけ負担を抑えたいという方は、中古マンションの購入を中心に検討すると良いでしょう。
一方で、新築マンションの場合は、竣工前であればいくつかのプランから間取りを変更できる場合があります。間取りや最新の設備にこだわりたい方で、表1の新築マンション相場程度の費用での購入を許容できる方は、新築を選ぶのがおすすめです。
- 札幌の新築マンション相場
- 2,900〜3,500万円程度出典:LIFULL HOME’S(2022年3月時点)
- 札幌の中古マンション相場
- 1,000〜3,500万円程度出典:LIFULL HOME’S(2022年3月時点)
- 上記、札幌の新築・中古マンションの相場は2LDKタイプに絞った場合のもので、あくまでも目安であり変動いたします。
札幌の一戸建て(一軒家)住宅価格相場比較
続いて、札幌の一戸建て住宅の価格相場を見ていきましょう。新築と中古、それぞれのおおよその相場は表2の通りです。
表2のように、一戸建ての場合は新築と中古ではあまり価格の差はありません。そのため、札幌で一戸建てを検討する際は、物件価格よりも間取りや広さ、駅からの距離などの条件を重要視したほうが良いでしょう。
- 札幌の新築一戸建て相場
- 2,500〜5,000万円程度出典:LIFULL HOME’S(2022年3月時点)
- 札幌の中古一戸建て相場
- 2,100〜4,200万円程度出典:LIFULL HOME’S(2022年3月時点)
- 上記、札幌の新築・中古一戸建ての相場は2LDKタイプに絞った場合のもので、あくまでも目安であり変動いたします。
札幌の物件価格のまとめ
- マンションの場合、築年数などによって大きく価格差が出る物件もある
- 一戸建ての場合、新築と中古の物件価格はあまり変わらない
【諸費用ならどっち?】札幌のマンションVS一戸建て(一軒家)比較
マイホームを購入する際は物件価格ばかりに気を取られてしまいがちですが、「諸費用」がかかることも忘れてはいけません。諸費用とは、物件を取得するときに発生する初期費用や各種税金のことです。新築・中古のマンションと一戸建てを購入する場合、それぞれどのような諸費用がかかるのか見ていきましょう。
新築マンション | 中古マンション | 新築一戸建て | 中古一戸建て | |
---|---|---|---|---|
印紙税 (各種契約書に貼る収入印紙代) |
● | ● | ● | ● |
ローン借入費用 (事務手数料、保証料など) |
● | ● | ● | ● |
保険料 (火災保険料、地震保険料など) |
● | ● | ● | ● |
登記費用 (登録免許税、司法書士報酬など) |
● | ● | ● | ● |
仲介手数料 | - | ● | △ | ● |
不動産取得税 | △ | △ | △ | △ |
固定資産税精算金 | △ | ● | △ | ● |
修繕積立基金 | ● | - | - | - |
水道負担金 | - | - | △ | - |
合計金額の目安 (物件価格に対して) |
3~5% | 5~8% | 6~10% | 6~13% |
- ●は必要、△は必要な場合と不必要な場合がある、-は不要
- 出典:SUUMO編集部(2021年6月時点)
上記の表をみてみると、購入費用とは別に、住宅ローン手数料・印紙税・登記費用・保険料が共通して必要となることが分かります。さらに、マンションだけにかかる費用と一戸建てだけにかかる費用があり、新築か中古かによってもかかる費用は変わってきます。
例えば、新築のマンションにかかる費用として、大規模修繕に必要な「修繕積立基金」が年間数十万円ほど必要です。また、新築の一戸建ての場合は水道負担金が必要になるケースもあります。
このように、マンションと一戸建てのどっちを購入するのか、また購入する物件は新築か中古かなどによって発生する諸費用は変わってくるため、購入を検討している物件はどの程度の諸費用がかかるのか、あらかじめ確認することが大切です。
諸費用のまとめ
- 住宅ローン手数料・印紙税・登記費用・保険料はマンションと一戸建てに共通して必要
- 諸費用は新築マンションが安い傾向で、それ以外はほぼ同じくらい
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【資産価値ならどっち?】札幌のマンションVS一戸建て(一軒家)比較
ここからは、マンションと一戸建ての資産価値の推移に焦点を当てて比較していきましょう。マンションと一戸建ての資産価値は、経年により市場での取引価格が大きく変わっていきます。そのため、いずれマイホームを売却することを考えている方は、特にチェックしておきたい部分です。土地の資産価値は周辺の住環境に大きく影響される一方、建物の資産価値は耐用年数が影響します。より正確に資産価値の変化を確認するためには、土地と建物に分けて考える視点が必要です。
上記のグラフをみてみると、マンションよりも一戸建の方が資産価値の減るスピードが早いことがわかります。
これは建物の耐用年数が関わっており、税法上の評価基準では「木造一戸建ては22年、マンション(鉄筋コンクリート造)は47年」に設定されています。とはいえ、一戸建てのなかには「長期優良住宅」という100年寿命の物件も登場しています。
そのため一概には言えませんが、耐用年数だけで比較すると資産価値を維持するのに有利なのはマンションであると言えるでしょう。
ただし、周辺の住環境によって資産価値が大きく変わることも考えられます。例えば、購入時に比べて周辺の利便性が良くなるケースです。このような場合には、マンションや一戸建てに関わらず、資産価値が下がらない可能性があることも理解しておきましょう。
資産価値のまとめ
- 耐用年数で比較すると、一戸建てよりマンションの方が資産価値では有利
- 周辺の住環境の変化によっては、一戸建ても資産価値で有利になることがある
【ランニングコストならどっち?】札幌のマンションVS一戸建て(一軒家)比較
ここからは、マンションと一戸建てをそれぞれ維持するのに必要なランニングコストについて比較してみましょう。マイホームを維持するためには、主に以下のような費用が必要になります。
管理・メンテナンス費用
マンションの場合、毎月「管理費と修繕積立金」の支払いが必要です。よくあるマンションの大規模修繕工事は、月々の修繕積立金からまかなわれています。管理費と修繕積立金を合わせた平均額は月々20,000円程度で、仮にこれを50年間支払い続けると1,200万円もの金額になります。
一方で、一戸建ての場合は屋根や外壁、屋内のメンテナンスは、すべて自分で行うことになります。メンテナンス費用は、数十万円から数百万円単位のまとまった額になるでしょう。このように、マンションの場合は毎月一定額の支払いがあるのに対して、一戸建ての場合は必要なタイミングでまとまった金額の支払いが発生するという違いがあります。
なお、札幌でマイホームを購入する際、特にチェックしておきたいこととして「雪対策」が挙げられます。雪対策も、マイホーム管理のひとつです。マンションの場合は、除雪作業などの雪対策は一般的に管理人や管理組合が行います。一方で一戸建ての場合は、玄関まわりや家の前の除雪作業など、すべて自分でやらなければなりません。そのため、除雪作業をしなくて良いという観点で言うと、マンションが有利だと言えるでしょう。
税金(固定資産税)
マンションの場合、敷地面積と専有面積で按分した土地の区分所有となります。そのため、土地に関する税額は一戸建てよりマンションの方が低くなる傾向です。建物という観点では「減価償却期間」の違いによりマンションと一戸建てで税額の差が出ます。耐用年数の長いマンションの方が、減価償却期間が長いとされ、固定資産税の高い状態が続きます。
ただし、新築の物件に対しては固定資産税の軽減措置というものがあり、マンションは5年または7年、一戸建ては3年または5年の間、節税が可能です。
つまり、土地に対しての税額は一戸建てが高く、建物に対しての税額はマンションが高い、そして固定資産税の軽減措置はマンションの方が有利ということになります。
光熱費
札幌は寒さが厳しく、暖房の使用量が増え、光熱費が高くなる傾向があります。そのため、札幌でマイホームを購入する場合は、光熱費を抑えやすい物件であるかが重要なポイントとなります。一般的には、窓が少なく気密性や断熱性に優れているマンションの方が、光熱費を抑えやすいと言われています。そのため、光熱費を考える場合、建物の種類だけでみるとマンションの方が有利だと言えるでしょう。
ただし、一戸建てでも気密性や断熱性に優れた住宅は増えており、太陽光発電や蓄電池を搭載して、電気を自給自足できる住宅も登場しています。このような一戸建て住宅であれば、自給自足して余った電気を電力会社に売ることで、収支をプラスにできる場合もあり、マンションよりも不利ということにはならないでしょう。
駐車場代
一戸建ての場合、駐車スペースが付いている住宅がほとんどのため、駐車場代を考える必要はありません。一方で、マンションの場合は毎月駐車場代を支払う必要があるため、月々のコストで考えると、一戸建ての方が有利と言えるでしょう。
札幌のマンションの駐車場代は、月々10,000円前後が相場とされており、屋根付きの駐車場になると、さらに金額が上がります。 マンションを検討していて車を所有している方は、管理費や修繕積立金とは別に、駐車場代が発生することもチェックしておきましょう。
ランニングコストのまとめ
- マンションは管理費や修繕積立金を毎月支払うのに対して、一戸建ては不定期にまとまったメンテナンス費用が発生する
- 土地に対しての税額は一戸建てが高く、建物に対しての税額はマンションが高い
- 光熱費は一般的にはマンションの方が抑えやすいが、電気を自給自足できる一戸建て住宅などであれば、マンションよりも不利ということにはならない
- 一戸建ては駐車場代が不要なのに対し、マンションは毎月駐車場代が発生する
- マンションは管理人や管理組合が除雪作業などの雪対策を行うのが一般的なのに対して、一戸建てはすべて自分でやらなければならない
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【メリットで選ぶならどっち?】マンションと一戸建て(一軒家)のメリット・デメリット
ここからは、マンションと一戸建てそれぞれに、どのようなメリットとデメリットがあるのかを確認していきましょう。メリットとデメリットを比較することで、マンションと一戸建てには、間取りや広さ、価格面以外にも違いがあると理解できるはずです。
マンションのメリット・デメリット
マンションは駅近物件が多く、通勤や通学における利便性の高さがメリットとして挙げられます。また、管理人が常駐していたりオートロック機能が標準装備されていたりなど、セキュリティ面が充実しているほか、24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場などがある点も魅力です。さらに、マンションによっては、ゲストルームやライブラリーなどの共用施設がある場合もあり、これもマンションならではのメリットと言えるでしょう。
一方、マンションのデメリットとしては、上下左右の住戸が隣接しており、騒音が気になることが挙げられます。また、間取りは最初から決められてしまっているケースが多いため、広さや間取りにこだわりたい方には、マンションは向いていません。
なお、除雪作業などの雪対策は管理人や管理組合に任せることができるため、一戸建てに比べて手間やコストを省くことが可能です。
一戸建て(一軒家)のメリット・デメリット
一戸建ては、敷地の広さや自由度の高さがメリットです。必要に応じて敷地内に駐車スペースを確保できることはもちろん、敷地の広さ次第では車2台分のスペースも確保できます。また、ペットを自由に飼えたり、庭でガーデニングを楽しめたりする点も一戸建てのメリットでしょう。
一方、一戸建てのデメリットとしては、建物管理はすべて自分で行わなければならない点が挙げられます。セキュリティ面に関しても、マンションのように管理人が常駐しているわけではないため、監視カメラの取り付けなども自分で行う必要があります。そのため、建物の自己管理に負担を感じる方は、一戸建てに向いていないでしょう。
また、除雪作業などの雪対策もすべて自分で行う必要があり、専門業者に依頼するにしても費用や業者探しの手間がかかります。
メリット・デメリットのまとめ
- マンションのメリット:設備の充実や立地の利便性
- マンションのデメリット:間取りや広さは決められている、隣接住戸との騒音問題
- 一戸建てのメリット:間取りや広さは自由、駐車場スペースや庭を確保できる
- 一戸建てのデメリット:メンテナンスや管理は冬季の除雪も含めて自己責任
【選ぶならどっち?】札幌で自分のライフスタイルに合う物件を選ぼう
札幌でマイホームの購入を検討する際は、マンションか一戸建てかだけではなく、様々な視点から慎重に検討する必要があります。特に札幌の物件選びでは、「雪対策」や「光熱費」も踏まえて上で考えることが大切です。また、「どのようなライフスタイルを重視するのか」によって、物件の選び方も変わってきます。まずはご自身や家族にとって、何が大切なのかを考えることからはじめていきましょう。
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